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PHP研究所
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発売日:2001-10
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鳥越流ニュースの哲学
(2007-02-13)
鳥越俊太郎さんの存在は、小学生の時たまたま見て以来ずっとザ・スクープを見てきたので、自分の中では一番身近なジャーナリストの一人です。
この本はその鳥越さんのジャーナリストとしてのニュース哲学をまとめた書であると同時に、毎日新聞の記者から始まった「ニュースの職人」として大成していくまでをつづった自伝でもあります。
その中で述べているものでも特に印象的なのは、「報道という仕事は常に欠陥商品を売るもの」と、自らも携わっているマスコミの仕事をばっさりと切り捨てています。
というか割り切っているというのが正しいでしょうか。
というのも、彼がザ・スクープという検証ドキュメント番組のキャスターを務めていたからこそいえることなのでしょうが。現に作中でも、この番組をマスコミの危機管理という側面も持っていると述べていますし。
鳥越流の報道哲学、または広義的にジャーナリズムに興味のある方には一見の価値ありの一冊です。
私も人間として、こんなふうに生きてみたい
(2004-08-22)
「好きなこと」を仕事にしている人、本当にうらやましい。でも鳥越俊太郎はそんな生易しい境地じゃなかった。仕事が「好き」なんじゃない。特別「向いている」わけでもない。命と引き換えてしまうほどの好奇心が仕事に駆り立てる。その一方で、報道の怖さと限界を知り尽くしている。もうこれは、彼の生き様以外の何でもありません。イラン・イラク戦争の取材、浜田幸一氏への取材など、まさしく体験した人でなければ書けない生々しさでした。
メディアの仕事をしていくために求められる「人間観・歴史観・比較文化観」そして「人の何倍もの好奇心」。これは、職業人全員に求められるもの、いわば原点なのではないか。近ごろ惰性で働いていた私もガツンと殴られた感じです。
鳥越さんっていい人そう。
(2003-10-21)
新聞、雑誌、テレビの3つのメディアそれぞれが持つ特徴が、
鳥越俊太郎という一人の記者の生き方を通じて、見えてくる。
「ニュース好き」と自称する男が、
どのように事実に、真実に立ち向かったのかを感じることができるという意味で、本の物理的薄さとは正反対に、内容には厚みがある。
特に「誤報」に際して、どのような対応をしたかというくだりは、もっとも読み応えのある部分だった。
中坊公平さんが大絶賛するのがわかった
(2001-11-04)
「あのくさこればい(ほぼ日刊イトイ新聞 HP)」をいつも読んでいて、この本のことを知りました。
この本の紹介に私が尊敬している中坊公平氏が大絶賛と書いてあったので期待はしていた反面、過大広告でのないのかと半信半疑で読み始めました。
しかし、読むにつれて鳥越さんはジャーナリスト(本人曰く、ニュースの職人)として、他とは一線を画した信念を持って仕事をしている人であることであることがわかり、日本のマスコミにもこういう人がいたのかとほっとした気持ちになれました。
そして、職種は違っても中坊公平さんと鳥越さんの姿勢に共通点があることに気づきました。
それは「誠実である」「真実を追究する」「現場主義」「弱者の気持ちがわかる」です。
また、複眼的にものごとをみることの重要性を事例をあげて力説しています。一つ
ニュースはただ見ているだけじゃ駄目みたいです
(2001-10-20)
糸井重里さんの作るWEBページ「ほぼ日刊イトイ新聞」でもお馴染みの鳥越さんが書く、ニュースの職人宣言。ニュースに対する真摯な態度が伝わってきて、この人なら信用できるですばい。と思わず思ってしまう本です。
世の新聞や、テレビの報道番組が、著者の経験談を交えつつ、どのような作られ方をしており、どのような弊害が発生しているのかがよく判り、今後の自分がニュースとどうやって付き合ったら良いのか、どうやって大量に入る情報の取捨選択をしたら良いのかのヒントになります。
自ら招いた誤報に対するその後の行動や、「イエスの方舟」事件の時にとった行動などの下りは、職種はまったく違えど、働く職人から見て示唆に富んでおり、自分の職に対する考え方の甘さを痛感し、反省もしました。