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岩波書店
グループ:Book
ランキング:262249
価格:¥ 777
発売日:1993-07
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ハワイの歴史と文化―悲劇と誇りのモザイクの中で (中公新書)
ハワイ研究への招待―フィールドワークから見える新しいハワイ像
複合文化社会の形成
(2006-07-26)
ハワイ(ハヴァイイ)を第二の故郷と考える1953年生まれの社会学博士(エスニシティ論)が1993年に刊行した本。日本人は一般にハワイについて、太平洋の楽園、最も身近な米国、擬似日本領という、主として観光によって歪められた、三つの固定観念を持っている。著者はこうした見方を是正すべく、本書ではカマアイナ(土地っ子)の視点・複眼的視点からのハワイ像を提示する。ポリネシア出身と考えられるハワイ先住民は、高度な農耕(タロイモ栽培等)・航海技術と三身分制社会(後にカメハメハ王朝へ)を持っていたが、18世紀のクック来航以来の伝染病の流行と、白人(宣教師→五大財閥等)がアジア系移民労働者を雇って経営した砂糖きびプランテーションの開発によって、ハワイは急激にどの民族集団も単独では過半数にならない複合文化社会(階層序列あり)となり、しかも白人主導のクーデタを経て、1898年米国に併合された。間もなく白人たちは、それまで養魚池・水田の地であったワイキキに海浜型リゾートを形成し、ハッパ・ハオレ音楽を売り込んで観光業を開発するが、真珠湾攻撃で始まったアジア・太平洋戦争を契機として、軍事依存体質をも帯びた。こうした観光開発は今日世界中で発生しているリゾート問題を先取りする諸問題をもひき起こした。戦後には日系人(二重の帰属意識あり)の地位が向上し、また1970年代には米国エスニシティ革命の影響を受けながら、ハワイアン・ルネッサンス(先住民意識の復興)と汎太平洋志向の動きも見られる。著者は日米の戦争と経済摩擦がハワイの諸民族を翻弄した歴史を見ながら、太平洋が日米だけのものではないことを改めて強調し、むしろハワイ史から我々が学ぶべきことを提言する。冒頭に地図が、巻末に対抗的情報の提供を意図した独自のハワイ・ガイドが付いている。民族、観光、ハワイ現地社会に関心のある人にはお薦め。
将来、ロングステイしたいと思って読みました
(2003-10-17)
1993年の本なので最新情報ではありませんが、今までの歴史だったりハワイでの動きだったりが読めます。
白人と先住民、そして移民との歴史的なかかわりが読めます。
将来、ハワイにロングステイしたいと思っていることもあり読んでみました。この本の中で当時の日本にはハワイについては観光ガイドブックくらいしか本がないといっているくだりがありますが、10年経った今ではその点は大夫解消されたのかなと、検索する際に感じました。
ハワイの歴史って知っとくべきなんじゃない?
(2001-11-11)
観光地や買物情報だけ載ってるガイドブックしか読んでないで、”ハワイ通”を自称してる、あなた!その歴史を知らずして訪れるなかれ、です。今のあの素敵な場所になるまで歩んできたハワイの歴史って、そんなに簡単じゃなかったし、今も様々な問題が、観光っていう光の影であるんだってことを、やっぱ知らないといけないと思うわけ。「あんなにいろんな人種が住んでるのに、居心地よさそう」って思わない? それはね、複合文化の快適原則ってものがハワイにはあるからなんだって。これ読んで納得しちゃった私です。やっぱ寛容の地だわ〜、ハワイって♪